ガリレオ・ガリレイ 青木靖三

rensan2009-10-12

ガリレオ・ガリレイ (岩波新書 青版 576)

ガリレオ・ガリレイ (岩波新書 青版 576)


Galileo Galilei(1564-1642)
今年2009年は「世界天文年」でもありこの10/22〜24日は「ガリレオの夕べ(Galilean Nights)」と称して世界規模で月や木星を見ようとのイベントが行われるようです。各地の天文台や望遠鏡のある施設で一斉に星を眺めるということはかってなかったことでしょう。

ガリレオ製作の望遠鏡
http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/life-g/06.html      「ガリレオの生涯」より
また,今年は,ガリレオ・ガリレイが望遠鏡(口径16mm 20倍)を作って400年目にあたる年になるようです。
「それでも地球は動く」と本当にどのような言葉で言ったのかは分かりません,後年の創作とも言われているようですが,意味ありな「つぶやき」は大きな一歩であったことは間違いありません。当時はレンズの製作も簡単なことではなく,何度と磨いては望遠鏡に装着し,月をながめ,その他の星をながめたようです。

「天文対話」(1630年執筆)で天動説と地動説を比較しながら,地動説をあからさまに主張してはいないようですが,ローマに呼びつけらます。宗教上の問題と科学の狭間,人々との関係でガリレオは体を悪くしていき,長女をなくし,ついには自身も全盲(1638年)となり1942年に亡くなります。今では当たり前な地動説がそのころは宗教裁判になり迫害をうけ,軟禁されていたということを改めて知った上で,夜空を眺めるいい時期でもありましょう。

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