大英自然史博物館展 国立科学博物館 3/18-6/11

「始祖鳥」が初来日との触れ込みのこの展覧会、久しぶりに「国立科学博物館」へ行ってきました。普段国博や西洋美術館に行ってるせいか、化学薬品?ホルマリン?臭が会場に漂っていたと感じたのは自分だけかもしれません。恐竜の骨格や標本などのせいでしょうか。また、やたらカメラで撮影していた人がいたのも驚きでした。東京だけの展示で大英自然史博物館にとっても初の国外巡回展。日本に来た370点のうちロンドンでの常設展示は17点のみという公開展示も希少です。

さて、お目当ての「始祖鳥」人類最初の鳥類化石。あまりにもきれいに残っていて、模型か思われるほどはっきりとした化石になっていました。むしろすぐ横で、CGで始祖鳥を復元していたのがすごくリアルで目が釘付けになってしまいました。いたるところにTVモニターがあり復元CGが流されています。まるでジュラシックワールドの映画を見るような存在感がありました。その次の目的はダーヴィンの「種の起源」の直筆原稿です。この進化論が当時様々な議論を呼んでいたのは教科書などでも記述されています。


恐竜時代は1億7千年も続き、なぜか突然終わります。人類はまだ数千年。はたしてこの似た個体のみで環境に適して生き延びていくことができるのでしょうか。氷河期になると、ミジンコみたいな微生物だけが生き残り、またリセットされて地球の歴史が始まるのではないかしら。人類がいなくなり、初めて地球環境が守られて、緑豊かな地球が生き延びていくのではなどなど、妄想をかき立てられる展覧会でした。

「始祖鳥」最古の鳥類化石!




種の起源」ダーヴィン 図録より


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大英自然史博物館の《至宝》250

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