説得力 赤木昭夫

説得力 (生活人新書)

説得力 (生活人新書)

「あなたの言葉には説得力がない」と言われるたらがっくりするでしょう。私も「説得力」があるとは言われたこともないので,すがるように?読んだ本です。説得力を決めるのは初めの15秒だといいます。まさにTVのCMの15秒がその勝負です。その間に視聴者に物を買う気にさせなければなりません。キャッチフレーズが重要なのです。データや情報などを生の新鮮な状態で利用して話す。それも話を小分けして(10分なり15分で)時間を配分する。また,面白いのは「理由は3つある」といことを最初に断言して話す。そういう癖をつけるとかなり説得力のある話になっていくということらしいのです。

まとめて「うまく話すための10カ条」1)話を小分けして時間を配分する 2)初めの1分と終わりの1分できめる 3)時間がないときは結論を先に 4)理由は3つある、を口癖に 5)小粒で味のある話を選ぶ 6)大きな声でゆっくり話す 7)あがりそうなときは体を動かす 8)聞き手の反応をうながす 9)話の中身の何割かは聞き手を代弁する 10)立て板に水を流すな(口下手の話し上手)最後に力強いことばです「訥弁こそ雄弁なことある、内容のある中身を一生懸命に話す、これが誠実な、説得力のある話し方です」