杉浦日向子さんの本の紹介で知りました。

旧事諮問録


貴重な本ですね。本の帯に「江戸幕府の制度と諸役職の実績を語る一級の歴史史料」とあります。最初に注目したのは歴史物を書く作家だったと。それはそのはずで、ありのままの歴史の制度や役職のようすを平易なQ&Aで知ることができるわけですから。私は当然?もっと軟弱な「大奥のこと」から読み始めました。働いていた細かい人数や役職など淡々と語られていくのは迫力があります。「御坊主」のこととかお殿様を「上(かみ)」と呼んでいたとか、朝7時30分ころにはお目覚めだったとか。本当に貴重な事柄が書かれています。おりおり触れていこうと思います。