南極昭和基地と交信

8J1RL

6月17日に「昭和基地と記念の交信」という記事(朝日新聞)が載っていました。今年は,南極の昭和基地と日本のアマチュア無線家が交信して50年の記念の年にあたります。当時の第一次越冬隊員だった作間さんが,50年ぶりに昭和基地と交信したという内容でした。最近激減しているアマチュア無線家にとっては,貴重な新聞記事でした。これもブログによる書き込みからの記念運用に繋がったようです。私も,JI1LNPのCallを持っていてアマチュア無線を楽しんでいるエンスー(おたくではない)なのですが,実は私も18年前(1989.11.12)に昭和基地と交信に成功しています。

当時は熱心に交信していて,この日の周波数は21MhzSSBで,時間は14:40(UTC)世界時間が14時なので日本では23時40分。RSは41という厳しい状況のもとで交信に成功しています。昭和基地の隊員はH.Ariyoshiとの記録があります。その1年後には交信した証の交信証(QSL)が届きました。8J1RLこれが南極基地のCallです。このカードを手にしたときは天にも昇る喜びでした。エンスーの喜びきわまりと言ったところでしょう。無線をやらない人からは電話で繋がるじゃないの?とかどんな意味があるの?とか言われそうですが,自分の無線機で,かすかに飛んでいる電波をキャッチして,南極と繋がるということに意義を見出すわけです。それも太陽の活動が激しいときでないと無理なのです,11年に1回くらいに繋がりやすい時期があるのです。次の太陽の活動が激しくなるのは2010年ころだとも言われています。この経験は人生に2度とないだろうと,容易に想像できるかと思います。


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