問題な日本語3 大修館書店

問題な

問題な日本語その3

問題な日本語その3

日本語の使い方,言い方が話題になりますが,その「問題な日本語」シリーズの第3弾です。確かに普段聞いていておかしいと感じることばが多々あります。「お名前をいただけますか」「お名前よろしいですか」「お名前お願いします」なども,物をもらうものでないのにどうしてこのような言い方になったのでしょう。電話でパソコンのことを聞く際,サービスセンターなどのマニュアルなどからきたのではないか。May I have your name?の直訳とか。正式には「お名前を伺ってよろしいでしょうか」「お名前をお教えください」がただしい。

「山田はお休みをいただいております」も電話先で言われたらへんですね,でもよく聞きます。だれに休みをいただいているのか?取引先が休みを与えているわけではないのです。素直に「山田は本日休みをとっております」でいいのです。同様な言い方で「都合により休業させていただきます」「いつも楽しく拝見させていただいております」あたかも相手に許しを得てから行うかのように装って,それにより相手を立て,自分は恩恵を受けている,というへりくだった気持ちを表そうとしている。不注意に使うと冗長になり,かえって押し付けがましく感じられます。こんな「問題な日本語」を気づいた端から集めるのも面白そうです。「別に〜?」

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