犬は「びよ」と鳴いていた 山口仲美 犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書)作者: 山口仲美出版社/メーカー: 光文社発売日: 2002/08/20メディア: 新書購入: 6人 クリック: 57回この商品を含むブログ (40件) を見る

前にちょっと話題になった本。江戸時代まで犬は「びよ」と鳴いていたというのです!現代では当然「ワンワン」と考えるものですが。英語では「バウワウ」だからとも考えますが、同じ日本人だからまさか?と思わせるところがタイトルのうまいつけ方ですね。豊富な古典を参考にして検証しています。一例として「狂言記」で「いぬなら。鳴かうぞよ はあ。又こりや。鳴かざなるまい びよびよ」

そのほかの擬声語、擬態語も900年も変わってない語(カラカラ コソコソ キラキラ)もあるようです。53%は現代までも継承しているようです。まことに日本語は面白いですね。