つっこみ力 パオロ・マッツァリーノ

rensan2008-05-03

つっこみ力 (ちくま新書 645)

つっこみ力 (ちくま新書 645)

謎の筆者です。Paolo Mazzarino自称イタリア生まれの30代。現在は千葉県民。父は九州男児で国際スパイ(もしくはマクドナルドの店舗清掃員)母はナポリの花売り娘・・・どんな人なのでしょう。「つっこみ力」とは一体なんなのでしょう?筆者(自分では戯作者と言っています)はメディアリテラシーを日本人むけに「つっこみ力」としたらいいと主張しています。「わかりやすさを高める。そして笑いの付加価値を創出して相手の興味を惹きつける。」この2点を応用することが「つっこみ力」のカギとなるとしています。

美しい国よりも,おもしろい国にするつっこみ力」「異才・奇才と秀才が共存できるのが,つっこみ力」凡人や秀才は,自分ひとりの力でヒーローになろうとしてはいけない。つっこみ力を使って,ボケの盛り立て役に徹すれば,結果的に自分にもスポットライトが当たる。これで社会をおもしろくしていこう。この著書も講演録の書き直しであるため,聞いて面白くなるための話が散逸して,焦点がまとまらないところがあります。しかし社会も人生もおもしろくしていこう,そのための「つっこみ力」を持とうと言うことには大賛成です。

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