道後温泉 愛媛県松山市「坊っちゃん」

坊っちゃん (新潮文庫)

坊っちゃん (新潮文庫)




四国松山市の「道後温泉」に行ってきました。これで2度目ですが前回のときと違った印象でした。飛行機からの富士山はすばらしく雄大できれいでした。前回行ったときは,夜の温泉街のイメージが強く,また木造の道後温泉ももっと大きく感じました。周りに多くのビルが立って雰囲気が違ってきたのでしょう。今回はしっかり夏目漱石坊っちゃん」を再読して準備いたしました。まず,エンスーとしては坊っちゃんが「道後温泉」への入ったときの話を確認。「おれはここへ来てから,毎日住田の温泉へ行くことに極めている。ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ。(中略)大きな札へ黒々と湯の中で泳ぐべからずとかいて貼り付けてある。」ということで坊っちゃんが湯で泳いだため張り紙が出されたというものだが,現在でもその札があるとの情報。ありました「坊っちゃん泳ぐべからず」の札。思わず笑ってしまいました。どれほどの人が気づいているのでしょう。

正岡子規記念館を見学。子規を通して松山のことが分かるようになっています。漱石との関係もよく説明がしてあり,ビデオでの解説が多くあり分かりやすいものでした。

あとは前にもブログで書いた3/20付け
http://d.hatena.ne.jp/rensan/20080320

20代ころの永井ふさ子
斎藤茂吉・愛の手紙によせて」永井ふさ子さんのお墓が松山市「長健寺」(松山市御幸)にあるということで是非ともお参りしたかったので探していきました。松山大学の近く,住職さんに教えてもらいました。永井本家の墓とは離れたところに「永井ふさ」の名でありました。裏に「ありし日の如くに杏花咲けり み魂かえらむこの春の雨 ふさ」とありました。自分のことで心配をかけ,父を早死させたとの念で詠んだとのこと。しばらくは感無量になってたたずんでいました。

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