みたらしとろとろ 大阪難波浪芳庵

rensan2008-11-10


創業が安政5年(1858年)というから,第13代将軍 徳川家定がなくなった年で正室の「篤姫」も「天璋院」と名乗ったころの創業なんですね。大阪難波の団子だけど「篤姫」も食したかもしれません。第14代 徳川家茂は京都に上洛し,最後は大阪城でなくなっています。大の甘党であったので,家茂はこのみたらしとろとろを食べたことがあるかもしれません。そんなことを想像してたら楽しくなりますね。

本当に名前のとおり餡子のかわりにとろとろしたみたらしのたれが入っていて,一口サイズなのでほうばると,なかのみたらしがとろりと口の中にひろがるのです。このアイデアが受けたのでしょう。「銅の鍋で昆布だしをとり、その中にたまり醤油を入れてじっくり煮詰め,もち米は杵で約1時間突き上げ、最後にタレをお団子の中に包み込んで完成」とあります北海道の利尻昆布でだしをとり,すべてが国産の無農薬農産物使用とあります。また樽に入ったのがいいですね。歴史を想像させ,その上美味しいのでお勧め。