戦艦三笠 横須賀

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三笠公園東郷平八郎の像

36式無線電信機
司馬遼太郎の「坂の上の雲」を8巻読み終わったらやはり戦艦三笠を見に行きたくなりました。たまたま,5/31まで「秋山真之正岡子規」をやっているとのこと,横須賀まで車を飛ばして行ってきました。当日は5/8,9と「よこすかカレーフェスティバル」が開催されていて三笠公園内は老若男女問わず大勢の人でごったがえしていました。また三笠も「坂の上の雲」のドラマのせいでしょうか,そのうえ今日は拝観料?が半額以下とのことでここも多くの人がいました。船には順路?なるものが設置されていて入り口付近には「敵艦隊見ユ」の電信を受けた三六式無線電信機があり,期待感を膨らませてくれました。 

「天気晴朗ナレ共・・」と「皇国興廃・・・」の電文

ひるがえるZ旗
船内には有名な電信文が展示されています。「敵艦見ユ」ではなく正確には「敵艦隊見ユ」なんですね。文面をそのまま読んでいくと,「敵艦隊見ユトノ警報ニ接シ,聯合艦隊ハ直チニ出動之ヲ撃沈滅セントス,本日天気晴朗ナレ共波高シ」とあります。また,「皇国興廃,此ノ一戦ニアリ,各員一層奮励努力セヨ」の電文もありこれによりZ旗が揚げられます。このとき以来難事に当たったときは最後までベストを尽くし成功を期す旗印がZ旗によって示されるようになったと言います。私は,Z旗のミニチュアをつい買ってしまいました。

船橋の東郷の立ち位置から眺めた風景

三笠の全体像
三笠の船橋に東郷や秋山が立った位置にプレートが埋め込んであります。そこに立って眺めると今は,横須賀の海と街並みが見えますが当時は日本海バルチック艦隊が見え,東郷は右手を上げ左へ半円を描き,取り舵を命令したであろう場面が生き生きと想像されてきます。左後ろには秋山が居て,もくもくと記録を書きとめていたでありましょう。船内では映画も上映されていて「海ゆかば」のダイジェストのようでした。今は亡き沖田浩之が出ていたのですね,彼はアマチュア無線の免許も持っていてJI1TQEのCALLがあったらしい。もちろん私は交信したことはありません。出演者もみな若い。参議院選に出馬する三原順子も出ています。三船敏郎東郷平八郎は貫禄があり右手を上げる場面は鳥肌ものでした。NHKドラマ「坂の上の雲」がこの秋からまた続編が始まるとますますこの三笠も話題になることでしょう。

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