最近,どうも杉浦日向子さん(1958−2005)

杉浦日向子さん


のことが気にかかり手に入るものから本を読み出しています。NHKの「お江戸でござる」(1995-2004)で見たのがはじめてで,「なんと若くして江戸通なんだろう」とぐらいしか思っていませんでした。それが本を読み始めるとその博識(それだけじゃない)と気持ちいい語りで,今の東京の中に江戸を探す感覚ですね。これほど江戸を愛した人もいなかったのではと思います。江戸の行事,娯楽,生活,ファッション,食生活,恋愛学に通じ,愛していたんですね。また,

お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫)

お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫)

一日江戸人 (小学館文庫)

一日江戸人 (小学館文庫)

江戸入門編,初級編,中級編,上級編と江戸に順化していく・・感じなんですね。江戸時代にもてた男が「火消しの頭,力士,与力」なんだとか,通なヘアスタイルをマンガで書いている。自分もこういう形に結ってみようかしら?と思わせてくれるんです。さてさて,日向子さんは大のソバ通で「ソ連」と(1991- )という「同好の士によって構成されたリベラルな集まり」
ソバ屋で憩う―悦楽の名店ガイド101 (新潮文庫)

ソバ屋で憩う―悦楽の名店ガイド101 (新潮文庫)

を主宰?されていました。この「連」というのは江戸時代に市民サークルとして咲き乱れたそうです。現代にもそのような仲間で集まるのが増えていますね。インターネットで知り合ったメンバーがどんどんできてます。私も,車が好きでそのHPでいっぱい仲間が増えました。これから,車や食べ物や絵画や本などを通してそんな「連」ができたらいいなあって思います。