江戸

国文学 8月号

特集「川柳 狂歌・狂句・雑徘」 柄井川柳(からいせんりゅう)立机(りっき) 250年(8月25日)の記念の年が今年だということだそうです。サラリーマン川柳「サラ川」と言うらしい。身近でもよく見かけることはありますが正面きって読むことはない気が…

隅田川の花見

日曜日は絶好の花見日和でした。前夜の嵐のような風もやみ、昼ころにはぐんぐん気温も上がりました。横浜ベイサイドマリーナを10:00ころに出航、横浜ベイブリッジ、京浜運河、羽田空港脇、浜離宮を過ぎ隅田川にはいりました。言問橋の岸壁に接岸、引き波が強…

犬は「びよ」と鳴いていた 山口仲美 犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書)作者: 山口仲美出版社/メーカー: 光文社発売日: 2002/08/20メディア: 新書購入: 6人 クリック: 57回この商品を含むブログ (40件) を見る

前にちょっと話題になった本。江戸時代まで犬は「びよ」と鳴いていたというのです!現代では当然「ワンワン」と考えるものですが。英語では「バウワウ」だからとも考えますが、同じ日本人だからまさか?と思わせるところがタイトルのうまいつけ方ですね。豊…

隠し剣 秋風抄 新装版 隠し剣秋風抄 (文春文庫)作者: 藤沢周平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/06/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (79件) を見る

話題の映画になった藤沢周平の作品を読みました。小品なのですぐに読め、楽しめました。藤沢作品には剣豪が必ず登場してバッタバッタとやっつけます。ここが主人公に同化して気持ちよくなる元でしょう。その上美女や艶な女性も必ず出てくる。そんな味付けが藤沢…

大江戸歌舞伎はこんなもの 橋本治大江戸歌舞伎はこんなもの (ちくま文庫)作者: 橋本治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (26件) を見る

*よろずや平四郎活人剣 下 藤沢周平 よろずや平四郎活人剣 (下) (文春文庫)作者: 藤沢周平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1985/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る

よろずや平四郎活人剣 上 藤沢周平 よろずや平四郎活人剣 (上) (文春文庫)作者: 藤沢周平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1985/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る

嬉遊笑覧4 嬉遊笑覧 (4) (岩波文庫)作者: 喜多村イン庭出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/19メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る

全5冊の中で現在刊行されている中で最後の巻です。早く全巻の発行をお願いしたいところです。

嬉遊笑覧 3嬉遊笑覧〈3〉 (岩波文庫)作者: 喜多村イン庭,長谷川強,渡辺守邦,花田富二夫,江本裕,岡雅彦,石川了出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/07/16メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る

おくに歌舞伎について書いてあるところを挙げてみます。「五条の東の橋づめにて、やや子をどりといふ事をいたせり。其後北野の社の東に舞台こしらへ、念仏をどりに歌をまじへ」また入場料のことにも触れている。「桟敷銭六十貫文、一人二十銭づつ大夫共やや…

丸の内でplay! marunouchiというイヴェントをやっています。

牛のオブジェがいっぱい!最初に見るとびっくりします。いたるところにあります。いろんなアーティストが作っているようです。最後はオークションにもかけるようですね。ある大手企業の仕掛けのようです。資金がないとこのようなことはできないですね。ただ…

嬉遊笑覧 2 嬉遊笑覧(二) (岩波文庫)作者: 喜多村イン庭出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/02/24メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る

江戸時代にネイルアートがあった?「指の爪に絵をかくを、キョウ画といふ」とあります。指画といい黒川安定(亀玉)という人がその元祖だというのだそうです。細い針でもって人、物楼、台山、水花、木などを描いたとあります。非常に興味があります。実際の…

嬉遊笑覧 1嬉遊笑覧〈1〉 (岩波文庫)作者: 喜多村〓@5DF7@庭,長谷川強,渡辺守邦,花田富二夫,江本裕,岡雅彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/04/16メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る

江戸を紹介する古典の「近世風俗志」に並ぶものとして有名ですが、さすがに難しい!ゆっくり読んでいくことします。

森貞漫稿近世風俗志―守貞謾稿 (1) (岩波文庫)作者: 喜田川守貞出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/05/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る

江戸いろざと図譜

江戸いろざと図譜 (ちくま文庫)作者: 高橋幹夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る

大江戸美味草紙 大江戸美味草紙(むまそうし) (新潮文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/05/30メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (24件) を見る

黄表紙・洒落本の世界 黄表紙・洒落本の世界 (岩波新書 青版 986)作者: 水野稔出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/12/20メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る

大江戸残酷物語 氏家幹人 洋泉社大江戸残酷物語 (新書y)作者: 氏家幹人出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2002/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (18件) を見る

江戸物を読んでいるうちにこの本にあたりました。本当に残酷物です!死、死体がいっぱい出てきます。あの華やかであったと思われる江戸時代もこのような残酷物語があったのだということがわかります。「そこには猥雑で血なまぐさい、陰惨な事件が繰り広げら…

読書が好きで、

またその機会が多いので、目標を持って行動をしたいと思い参加することにしました。読書時間は毎日の通勤の間、昼休み、週末などになってしまいますが、意外と時間は取れるものです。このグループは知っていたのですが入会方法がわからずその間読書した本が…

杉浦日向子さんにぞっこんなのですが。

本を読み進めていくとどうしても古きよき江戸を求めて散策したくなります。氏の本を片手に出かけたいのですが、こう毎日天気が悪いと出鼻をくじかれます。せいぜい細かなところを読んで、耳学問をしておかないといけません。江戸は現代でいう東京都とは違い…

最近は毎日「黄表紙」を読んでいます。

そんな中「日本名著全集 黄表紙廿五種 山口 剛」大正15年発行を手に入れました。80年前の本です。黄表紙の25話が絵を中心に解説してあります。絵が大きいので細かいところまで観察できて楽しいものがあります。ただ、理解力がないのでどういう意味の絵…

「黄表紙」十四傾城腹之内の絵は興味深いです。

吉原の遊女の真正面の図、「真向成嘘言吐図(まむかいなってうそをつくづ)」「後向尻抱者誤図(うしろむきのしりをだいてあやまるづ)」読んで思わずニタリするんです。古典的なお灸の図からきているらしのですが、そこを遊女の図をとりいれた作者、芝全交…

江戸時代の黄表紙に夢中になっています。

これも杉浦日向子さんの本に、旅に出かけるとき必ず持参するものに大江戸観光 (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/12/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (28件) を見る入っていますので、まずはこれだと…

本当の江戸人の粋とはなんでしょう。

最近このことばかり考えています。もともと江戸っ子でもないし、田舎侍でもあったような人がいきなり江戸人を装ってみても所詮むりなもの。ただそれは憧れや生き方に代えてもいいのではないでしょうか?3代住まないと江戸っ子とは言えないが、横浜は1年住…

黄表紙は現代の劇画です。それも風刺の効いた劇画でもあります。

「江戸生艶気樺焼」は山東京伝作の傑作だと言われています。現代からしても面白いタイトルですよね。「うなぎのかば焼き」をもじったものであるらしいのですが変わった、面白いタイトルの黄表紙は多いですね。「案内手本通人蔵(あなてほんつうじんぐら)」…

最近,どうも杉浦日向子さん(1958−2005)

のことが気にかかり手に入るものから本を読み出しています。NHKの「お江戸でござる」(1995-2004)で見たのがはじめてで,「なんと若くして江戸通なんだろう」とぐらいしか思っていませんでした。それが本を読み始めるとその博識(それだけじゃない)と気…