絵画

岡本太郎 明日の神話

最近岡本太郎(1911-1996)の大壁画「明日の神話」がメキシコより帰り,渋谷駅に設置されたとは聞いていましたが,実際に目にしてその大きさと激しさに感動します。京王井の頭線とJR渋谷駅の通路に高さ5.5m幅30mの巨大壁画が設置されたのは2008年11月。岡本…

フェルメール展 東京都美術館

この間,「牛乳を注ぐ女」が来て感激してたら今度は一度に7枚も日本に来ました。Johannes Vermeerフェルメール(1632-1675)の絵は世界で37点くらいしかないのにその数少ない絵画が海外に出ることは少ないとのことです。12/14が展覧会最終日で土日は大混雑…

日本美術傑作の見方感じ方 田中英道

日本美術 傑作の見方・感じ方 (PHP新書)作者: 田中英道出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2004/06メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る日本の法隆寺「百済観音像」はレオナルドダビンチの「モナ・リザ」にも引けをとらない。豪放に言う著者は「…

新制作展 国立新美術館

今年で72回目を迎えた「新制作展」のご招待に行ってきました。上野から展示場が移ってから2年目,アクセスがよくなったのと,付加価値?食事や買い物にも便利になりました。国立新美術館は六本木の新しい名所にもなっています。夜景がとても素敵で,夜だ…

モディリアーニー展 国立新美術館

Amedeo Modigliani(1884-1920) モディリアーニーの作品が大量にやってきました。日本人にも良く知られたこの作家の秘密はどこにあるのでしょう。Amedeo Modigliani(1884-1920)は35歳で病死しています。よく知られている作品は晩年の4−5年の間で描かれてい…

デジタルフォトスタンド 

[rakuten:yasuneya:10050435:detail] 単なるフォトスタンドならよくあるのですが,この「デジタルフォトスタンド」は文字通り液晶画面に画像をスライドショーのように次々に映し出すフォトスタンドなんです。新し物好きにとってはまさにすぐに飛びつく商品で…

「牛乳を注ぐ女」フェルメール  国立新美術館

フェルメールの「牛乳を注ぐ女」(1658-59年頃)を観てきました。混雑を覚悟に行っただけに,思ったより空いていたので印象が良かったです。17世紀ころの作品だけにかなり傷んでいるのではと思っていましたが,みずみずしい色合いで驚きです,とても350…

国立新美術館 新制作展

今年から上野から六本木へと移った「新制作展」を観てきました。国立新美術館ということもあって展示スペースも広くなりゆったりと観ることができました。特に今回は佐藤忠良先生を大きくクローズアップしてあるのが目立ちました。やはり新制作協会彫刻部の…

ル・コルビジェ 生誕120年 ユリイカ 5月号

ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887- 1965)生誕120年ということでいろいろと話題になっています。日本では「国立西洋美術館」(1959年)が彼の設計であり,世界中の彼の建築が,一括して世界遺産に選ばれそうだということが新聞に出ていました。そうな…

ユリイカ 3月号 レオナルド・ダ・ヴィンチ

昔から硬派の「芸術雑誌」というイメージがあった「ユリイカ」ですが,久しぶりに手にすることがありました。「特集 レオナルド・ダ・ヴィンチ」でもちろん,ダ・ヴィンチ展3/20〜6/17まで行われていたのに合わせた企画でしょう。展覧会終了1ヶ月前で入場者…

野田弘志展 日本橋高島屋

野田弘志先生の個展が日本橋高島屋(5/2-14)で開催されていましたので見てきました。徹底した写実で具象画壇を代表する作家です。2日にオープニングしたばかりで2日目,先生はすでにお帰りになったところで,お会いすることはできませんでした。静物画はい…

「受胎告知」新聞記事

4/17の朝日新聞に東京国立博物館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」の記事が載っていましたね。日伊首相が鑑賞したのと、脳科学者?茂木健一郎氏の解説がありました。同展覧会は開幕からすでに20万人が訪れているとのこと、モナ・リザ展の入場…

異邦人たちのパリ 国立新美術館

今年の1月にオープンした「国立新美術館」に行ってみたいと思ってはや3ヶ月経ってしまっていました。金曜日の国立博物館に続いて暖かくて天気のいい日曜日に行ってきました。「異邦人たちのパリ 1900-2005」2/7-5/7ポンピドーセンター所蔵作品展とも言って…

レオナルド・ダ・ヴィンチ展 東京国立博物館

3/20-6/17まで開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像展」に行ってきました。土日は混んで大変だろうからと,金曜日が夜8時までOPENしているので13日の金曜日ということで・・? 1974年,33年前に「モナ・リザ展」が同じ東京国立博物で…

画家と画商と蒐集家 土方定一 画家と画商と蒐集家 (岩波新書 青版 508)作者: 土方定一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1963/12/20メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る

前に読んだ嘉門安雄氏の「美術を見る眼」で紹介してあった本です。絶版の新書を探して求めました。長く神奈川県立近代美術館の館長をやられていた土方定一氏(1904-1980)の労作でもあります。西洋の画家の同業組合「聖ルカ組合」から話が始まります。「現代美…

戦争と美術 司 修 戦争と美術 (岩波新書)作者: 司修出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1992/07/20メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る

藤田嗣治と松本竣介に多くのページを使って書いています。特に藤田には厳しい批判が書かれています。また野見山暁治さんの眼を通してそのころのことを描いています。敬愛する野見山先生が出てきてうれしい気持ちになりました。「美術館に行って、お賽銭箱に1…

年賀状考3 フォトコラージュ

最近はプロのデザイナーの方からの年賀状もいただきます。MACを駆使したフォトコラージュがすばらしいものがあります。私もこんなに出来たらいいなあと思っていれだけで、どうしたら出来るのだろうと不思議に見ています。写真の鮮明さもそうですが、文字の配…

年賀状考2 絵入り年賀

最近の年賀状の宛名書きは、パソコンソフトによる印刷が多くなりましたね。それだけ名簿を管理でき、印刷できる簡便さが受けているからでしょう。私もアクセスというデーターベース用ソフトにて宛名を印刷しています。他の年賀と、なんとか違いを出そうとフ…

天才は早死にするとは。

フレスコ画のような、というよりそのものですが有元利夫に惹かれてずいぶんになります。あの壁画絵のような枯れた?藤田嗣治とはまったく違ったタッチは相反するようですが好きなんです。西洋の昔の作家だと言われても信じてしまいそうです。バロック音楽と…